以下では、僕が現役時(2020)に東大に落ちて、浪人を決意し、1年後(2021)に東京大学理科一類に合格するまでの過程を、なるべく具体的に記録します。なお、駿台について知りたい方はこちらのサイト(https://pchira.wicurio.com)が情報量が多いのでおすすめです。
駿台御茶ノ水校3号館での授業の感想については以下をご覧ください
今回は駿台お茶の水校3号館での授業について振り返っていきたいと思います。 僕は3号館の東大演習コースに在籍していました。自分は理系なので英語、数学、国語、理科の順にお話しします。このページでは個人的な感想を話しますので[…]
〜受験(現役時)
東大以外は受けませんでした。
正確に言うと慶應には出願したけれど受験はしませんでした()。
2/26に不合格を確信して帰宅。長い一年の始まりです。
数学と理科の理系科目をもっと仕上げなければならないと痛感させられました。
3/10〜
不合格通知はものすごく早く着きます。
当日か、次の日かくらいには到着。東大は不合格者にランク付をしてくださるのですが、自分は本当にありがたいことに天下の東京大学さまより「A判定」をいただくことができました。

2/26に落ち込みまくったからなのか、3/10はそんなに悲しくなかったです。
予備校選び
3月は遊びつつも、一応4月からスタートする浪人生活に向けて、予備校に色々話を聞きに行きました。
この時期は説明会が開催されていると思うので行ってみることをお勧めします。
東京に住んでいるので選択肢としてはこのへん。
- 河合塾本郷校
- 駿台御茶ノ水3号館
結構悩んだ結果、駿台3号館に入ることに。友人の多くが駿台にしていたと言うのも理由の一つでした。
演習を多く積んで本番でも力を発揮したいと思い、演習コースに決めました。
3月には「入試数学の掌握」をやりまくったのですが、とっても役に立ったのでおすすめです!
全部で三冊あります。下のものは、シリーズ一冊目です。
覚えている範囲内で、東大受験の役に立ったと思う参考書について書いていきます。お役に立てば嬉しいです。東大受験の体験記はこちら↓[sitecard subtitle=関連記事 url=https://studier-man[…]
前期 新しい生活の始まり!と思いきや…
4月に新型コロナウィルス感染症の流行を受けて緊急事態宣言が発令されました。
駿台の授業も全面オンライン化され、家でパソコンを使っての受講となりました。
ずっとパソコンの前で一人で授業を受けると友達と会話する機会が減ってしまって良くないと思ったので、友達と定期的に電話をしたりしていました。
今でも友人には感謝しています。
映像授業はリアルタイム形式ではなくてオンデマンド形式のものでした。
それと、確か模試も自宅受験のものがあったような気がします。
いずれにしても例年の受験生とは少し違った、いや、大きく違った形での勉強を強いられたことになります。
(前期は例年と違い成績順でのクラス分けはされませんでした)
今思えば、この時期に計画的にやれたことが大きかったのかもなぁ。
コツコツやるの大事。
夏 はじめての対面授業
前期いっぱいは映像授業だったのですが、夏期講習からは対面授業が始まりました。
自分は、盲点Bとか語法と読解とかを受講しました。
これら二つは、今までの知識を掘り下げて学べるので知的好奇心が刺激され、オススメです!

それから、夏休みには東大模試がありました。
この時期は現役生がまだ仕上がっていないので、いい成績を取って冊子掲載されても浮かれすぎないようにした方がいいでしょう。
着実に着実に!!
後期 最上位コースに迷い込んだ僕
2020年度の駿台御茶ノ水校の3号館東大演習コースはSX SY SZに別れており、後期(9月〜)は前期の模試の合計点でクラス分けがなされました。
前述の通り、コロナウイルスのパンデミックのせいで前期は成績順でのクラス分けが行われなかったので、一年で一度だけの成績順でのクラス分けになったわけですが、どうにか自分は一番レベルが高いとされるSXに入ることができました。

授業は演習コースとの名前通り、演習をやる機会が多かったかな。
他の人と同じ教室で時間を測って問題を解き、採点してもらうことは本番のいい練習になりました。
演習の得点分布は張り出されるので、いい順位を取るために競争できるようになっています。
秋になると二度目の東大模試があるので頑張りましょう。
ここでいい成績を取れれば、心が楽になるはず。メンタルの安定はとても大切です。
浮かれすぎるのは良くないですが、自分の努力が結果として現れ始めているのはいいことです。
自分は夏と秋の全ての東大模試で冊子掲載だったので、それなりに自信がつき、最後まで落ち着いて勉強に取り組めました。
冬 共通テスト対策
冬休みの季節になると、受験はもうすぐ。共通テスト初年度だったので、一次試験対策にそれなりに力を入れてやったと思います。
過去問を使って演習するのが1番効率的なんでしょうが、一年目なので過去問もなく予想問題と格闘。
z会の予想問題が1番質が高いという評判でした。
初回なのでどんな問題が出るのかは試行調査の問題から推察するしかなく、難易度も蓋を開けてみないとわからないと言うことで不安でした。
いざ受験!
まずは共通テスト。本番の1週間ほど前に試験会場の下見に。おかげで当日も迷うことなく行くことができました。
マークミスをすると致命的なので、慎重に何度も見直しをしました。
東大換算で100点超えの点数を確保できたのでほっとし、落ち着きを保つことができました。
共通テスト後は気持ちを切り替えて過去問演習。

前年の受験対策で前期の問題の多くを解いてしまていたので、この時期は前期の問題だけでなく後期の問題も何問か解きました。
結局、学力は良問をうんうん唸りながら考えているときに伸びるものなんでしょうね。
前年と違って保険のために私大も受けました。
早稲田政経の共テ利用に合格できたのは自信になったし、慶応の複数学部を抑えていたことも精神安定につながりました。
ただ、2/25、2/26はやっぱり結構緊張しました。
特に理科の後は「やばい、、、ムズイ…」ってなって相当焦りました。
帰り道は友人と悲しがりながら帰ったのを覚えています。
受験後は落ちたと思って悲しんだり、受かったような気がしたりと、精神的に不安定な日々を過ごしました。
3/10
合格発表はコロナウイルスの影響により、掲示は無しでインターネット上での発表のみ。
5分前くらいからスマホの前に正座して何度もリロード。
あ、あった!!!!!
番号を見つけた時はとっても嬉しくてすぐに家族と支えてくれた友人に連絡しました。
周囲の反応を見て、自分は多くの人に支えられているんだということをより一層実感した1日でした。
こうして僕の受験生活は終わりました。
振り返り

結局メンタルが重要だということ、これにつきます。
最後まで精神が安定した状態で勉強に取り組むためには、適度な友人や家族との会話が欠かせないし、運動も大事でしょう。
定期的に友達と電話していたので気が楽になりました。友達って大切ですよ👍