今日は東大受験生(特に既卒生)にとって重要な予備校について比較しながら見ていきたいと思います。
既卒の東大受験生だと駿台御茶ノ水校3号館、河合塾本郷校のどちらかに所属する人が多いです。
僕自身は駿台御茶ノ水校3号館にお世話になり、無事合格することができました。
この時の一年間の体験記は以下のページでご覧ください。
以下では、僕が現役時(2020)に東大に落ちて、浪人を決意し、1年後(2021)に東京大学理科一類に合格するまでの過程を、なるべく具体的に記録します。なお、駿台について知りたい方はこちらのサイト(https://pchira.wicur[…]
また、駿台の授業を受けての感想や、おすすめの講師の方々については以下のページでまとめていますので、参考にしていただけたら嬉しいです。
今回は駿台お茶の水校3号館での授業について振り返っていきたいと思います。 僕は3号館の東大演習コースに在籍していました。自分は理系なので英語、数学、国語、理科の順にお話しします。このページでは個人的な感想を話しますので[…]
自分は理科一類志望でした。受験界隈では理系の駿台、文系の河合と言われることがあります。近年ではその傾向は昔よりも弱まってきているようです。
それでは具体的に見ていきましょう
授業時間が違う
駿台は一コマ50分なのに対し、河合は一コマ90分です。
短い授業の方が集中力を保ちやすいという側面もありますが、大学に入ってからは一コマ105分あるいは90分なので、それに慣れておくという考え方もあるでしょう。
入試の1科目あたりの試験時間も長いですから(max 150分)集中力を持続させる力は本番でも必要になってきます。
これについては個人の好みだと思います。
コースについて
理系に限った話で行くと、河合の場合ハイパーもしくはプレミアム東大理類コースに所属する人が多いです。
プレミアム東大理類コースでは理系科目をSEGの講師陣が担当します。
SEGは理系教育に定評があり、高校時代僕の周りでも多くの人が利用していました。
僕も通っていましたが、単に暗記に頼るのではなく考え方に重きをおいた授業をしてくださるので数学の力は大幅に伸びました。
駿台の場合だと東大理系/文系コース、東大理系/文系演習コースがあり、後者では授業内にテスト演習があります。
特に演習コースのSX、LXというクラスはレベルが高いことで知られ、クラスの平均点は東大模試のA判定を超えてきます。
僕の所属していたときは、SXのクラス平均点が理一の冊子掲載基準点より高かったこともありました。
出来るだけレベルの高い環境に身をおくことが大切だと思っています。
講師や講習についての情報量は駿台の方が多い
講師の先生方をインターネットで検索してみたときに、駿台の先生方についての方が河合の先生方についてよりも多くの情報が出てきます。(あくまで総じてです。例外あり、苑田氏など)
これはお茶飲みwikiの影響が大きいと思います。
お茶飲みwikiは駿台のシステムや、講習の情報、講師の評判などがまとめてあるページです。
有意義なものもありますから、以下のリンクからご覧ください。参考にしてみるといいと思います。
講習を決める際に多くの情報があるのはメリットと言えると思います。
その他
駿台の場合担任制度があります。河合の場合はチューター制度のようです。
また、新型コロナウイルスの感染拡大時にも対応に差があったように感じます。
一度目の緊急事態宣言発令時の前、河合塾は駿台よりも早めに対面授業の取りやめを決めました。
駿台はクラス分け用の試験を取りやめたものの、緊急事態宣言の発令が決まるまでは対面授業をやろうとしていました。
逆に駿台は前期の授業を完全にオンラインにしたものの、河合は緊急事態宣言解除後、前期の終盤には対面再開をしていたようです。
最後に僕が駿台に決めた理由を一つお話しして終わりにしたいと思います。
それは友達です。
駿台に行く友人の方が多かったからです。
孤独な受験生活を支え合う友人が多い方が良い結果につながると考えていました。
実際休み時間等で雑談できる友人の存在は僕の助けになってくれました。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。